緩和ケア内科
診療内容
穏やかな時間と空間のために。
当院では病院のリニューアルに際し、新たに緩和ケア内科を設立し、あわせて7階病棟を緩和ケア病棟として運営開始といたしました。がん医療強化の一環としての一翼を担いたいと思っています。
「緩和ケア」とは
がんと診断されたときから行うサポートです。がん患者さんは、それ自体の症状のほかに、痛み、倦怠感などの身体的な症状や、不安、苛立ちなどの精神的な苦痛を経験します。さらには、闘病に際して経済的な問題や生きる意味への問いとしてスピリチュアルな苦痛を抱き苦悩することがあります(全人的苦痛:身体的苦痛、精神的苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルな苦痛)。
そのような患者さんには
- ○ 信仰や人生への思いを尊重します
- ○ 痛みや苦しみの無い穏やかな日々をめざします
- ○ それぞれの専門職が各々の力でお支えします
- ○ 地域の医療機関と連携し、自宅や医療施設のどちらでも療養できるようにサポートします
以上を信条とし、寄り添っていきたいと思っております。
病棟内設備
緩和ケア病棟につきましては20ベッド全て個室で対応させていただいています。入棟については一定の条件がありますが、遠慮なく当院スタッフにお声掛けいただきますようお願いします。緩和ケア認定看護師をはじめ院内スタッフが懇切丁寧に対応させていただきます。
医師紹介
緩和ケア内科主任部長
沖政 盛治
おきまさ せいじ
日本緩和医療学会認定医
1992年卒
がん終末期の療養場所としては自宅こそが特別室だと思います。しかし、現代の社会情勢(夜遅くまでご家族が仕事)や家族構成(核家族化)などからそれを叶えることはなかなか困難だと思われます。我々の病棟(病室)は院内ではありますが、ご自宅のように利用していただければ幸いです。院内在宅医療として、共に楽しく暮らしましょう。
部長・救急センター副センター長
伊関 正彦
いせき まさひこ
日本外科学会専門医・指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、緩和ケア研修会終了、難病指定医、日本航空医療学会認定航空医療医師指導者、日本外傷学会外傷専門医、日本DMAT隊員、統括DMAT資格
1998年卒
患者さん、ご家族に安心して過ごしていただけるようスタッフ一同心がけています。
私たちが、サポートいたします。
緩和ケアだより
「緩和ケアだより」を発行し、情報を発信しています。各号を閲覧いただけます。
お問い合わせ
緩和ケアに関するお問い合わせは、電話またはFAXでお願いいたします。
TEL:082-262-1184
FAX:082-535-0017